ロータリー米山記念奨学事業とは

日付 2014/10/9
卓話者 野上宗彦国際奉仕・米山奨学会委員長

全国のロータリアンからの寄付金を財源として、日本で学ぶ外国人留学生に奨学金を支給し、支援する国際奨学事業です。

事業の使命は、 将来、日本と世界とを結ぶ懸け橋となって国際社会で活躍し、ロータリー運動の良き理解者となる人材を育成することです。
これは、平和と国際理解の推進です。
60年にわたって受け継がれている事業日本のロータリーの創始者、故・米山梅吉翁の偉業を記念し、後世に残るような有益な事業を立ち上げたい…と、1952年、東京ロータリークラブが発表し、海外から優秀な学生を日本に招き、支援する奨学事業「米山基金」の構想でした。国際親善と、世界平和に寄与したい…という、当時のロータリアンの強い願いがあった。

日本のロータリーによる多地区合同活動クラブの単独事業として始まったこの事業は、わずか5年で日本全国の共同事業へと発展、1967年には(財)ロータリー米山記念奨学会が設立され、世界に類を見ない、日本のロータリー独自の多地区合同活動となっています。

特長1.
 世話のクラブ・カウンセラー制度
 奨学生一人ひとりに対して、地区のロータリークラブから「世話クラブ」が選ばれ、ロータリーとの交流の起点となります。世話クラブ会員の中から「カウンセラー」が選ばれ、相談役となり学生が安心して留学生活を送れるよう配慮しています。
 米山奨学生は、例会や奉仕活動、ロータリアンとの交流を通して、より日本を知り、事業の意義を実感し、視野を広める機会となっています。

特長2.
 日本最大の民間奨学事業
年間の奨学生採用数はおよし700人、事業費は、13.6億円と、国内では民間最大の国際奨学事業です。これまでに支援した奨学生は、1万7,545人(2013年7月現在)その出身国は、世界121の国と地域に及びます。

皆さまの寄付金はすべて奨学事業に
 皆さまから毎年いただく寄付で支えられています。2012-13年度の寄付金収入は13億2,500万円です。2013年度から採用数を800人から700人に縮減しています。事務費や人件費などは資産の利子収入で賄っています。

寄付について
 クラブから定期的に送金する「普通寄付」と個人、法人、クラブから任意でいただく「特別寄付金」があります。
 普通寄付金 金額×会員数を半期に一度送金
 2012年度 平均4,667円

 特別寄付金
  普通寄付金以外の任意寄付
  金額に決まりなく、ロータリアン以外の方からもお受します。
  2012年度平均 10,379円

寄付に対する表彰制度
 個人寄付への表彰
 準米山功労者、米山功労者、米山功労者マルチプル、米山功労者メジャードナーなど、感謝状、ピンバッジ、クリスタル盾が贈られます。

 法人寄付への表彰、クラブの表彰もあります。
 米山記念奨学会への寄付金には税制上の優遇措置が受けられます。

1.所得税(個人) 2.法人税(法人)の税制優遇が受けられます。
3.相続税も非課税となります。

地区の奨学生はどうやって決まる?
1.寄付金収入予測に基づき、全体採用を決める
(2014年度は700人)
 寄付を頑張った地区ほど、たくさんの奨学生を採用できます。
 奨学生の月額は 10万円(学部課程) ~ 14万円(修士・博士課程)

奨学生の募集・選考方法
1.指定校から推薦された候補者を、各地区のロータリアンが面接選考します。
1.指定校は、地区選考委員会が決定します。
1.指定校説明会を開いたり、要望を伝えるなど努力をしている。

中国人の奨学生が多すぎるのでは
 2013年度の奨学生のうち724人(44%が中国人)
 奨学生を選考する地区選考委員会では、人物面、学業面での優秀性を重んじ、1カ国に偏らないよう努力しています。