会長の時間(令和2年8月20日)

日付 令和2年8月20日
会長 那賀 圭介

連日猛暑が続いており、コロナに熱中症のダブルパンチの中、対策には十分配慮して頂きたいと思います。私が小さい頃はまだクーラーなどは無く、夏休みは風通しの良い畳の部屋で昼寝をしていた事を思い出します。あの頃も38度や40度などあったのでしょうか。

本日は情報について少し話をさせて頂きます。現代社会はインターネットやSNSなどで色々な情報が入ってくる便利な時代です。ただ中にはフェイクニュースや誹謗、中傷などもあります。

昔の賢人に大分にもゆかりのある、慶大創始者の福沢諭吉がいますが、彼は19歳で蘭学を学び、いずれ英学の時代が来ると思い、26歳でヨーロッパ各国を回ったそうです。ある日のパリでの事件が、次の日にはもう新聞に載っているのに衝撃を受け、情報の伝達が速やかに行われ、情報の共有が豊かな社会の基礎になっている事を知ります。西洋事情や西洋の実学、つまり実際に役立つ学問の紹介に努めました。「学問のすすめ」です。もう一人の上杉鷹山もまた情報に敏感だったと言われています。財政難だった米沢藩に倹約の推奨や蓄えの勧め、新田の開発なども推し進め、藩を立て直しました。偉大なのは皆をやる気にさせた事です。自ら率先して倹約をし、一汁一菜で通したといいます。「してみせて、言って聞かせて、させてみる」みんなの参加を求めるからには、情報を上下隔てなく持ち、どんどん情報公開をしたそうです。情報共有をしたからこそ、藩全体が一丸となった協力体制が出来たのだと思います。

二人の共通点は「知る」という事、つまり「情報」の価値をよく理解し、行動の基軸に置いていた事だと思います。我々は、いかに正しい情報を収集して把握し、自分自身に活かしていくかがますます重要になるということを感じます。

福沢諭吉の「心の訓」七つの中の一つに、「世の中で一番楽しく立派なことは一生涯を貫く仕事を持つことです」があります。私を含め会員方々は幸せだと感じます。