年賀状

日付 令和元年12月20日
会長 佐藤 佳郁

年齢を問わず、元日に郵便受けをのぞきに行くのがお正月の楽しみ、という人は多いのではないでしょうか。新しい年を迎える喜びと祝う気持ちを交わし合う年賀状は、日本人にとっては特別なものです。

年賀状の歴史は古く、平安後期の手紙の文例集には、すでに年始の挨拶を含む文例が見られます。今のようなはがきのスタイルになったのは、明治以降、郵便制度が整い、はがきが誕生してからです。明治二十年ごろには、はがきによる年賀状は定着していました。お正月のしきたりであった年始回りにかわるものとして、うってつけだったのでしょう。パソコンやプリンターの普及により、最近ははがきの表も裏も印刷の年賀状が多くなりましたが、一言でも手書きのメッセージを添えたいもの。受け取る側の嬉しさが違います。

年賀状に使う新年を祝う言葉「賀詞」には、さまざまなものがありますが、目上の人に送る場合には、相手を敬う意味のある「謹」や「恭」などの漢字が入った「謹賀新年」「恭賀新年」「謹んで新年のごあいさつを申し上げます」などを使うのがよいでしょう。