会長の時間(令和元年12月12日)

日付 令和元年12月12日
会長 直前会長 山本 輝彦

今日は6月に会長を退任して久しぶりに会長の時間を務めます。

今日のお話は何にしようかなぁ~と色々考えましたが、今年、正しく彗星の如く現れた女子プロゴルファー『渋野日向子プロ』のお話をしたいと思います。

皆さんもご存知の様に、全くの無名の実質プロ1年生のゴルファーが、8月にイングランドで開催された「AIG全英女子オープン」で海外メジャーに初出場、そして8月4日の最終日にアメリカのリゼット・サラスと今年の世界ランキング1位、韓国のコー・ジンヨンとデットヒートを繰り広げ、最終18番ホールで見事なバーディーパットを決め1打差で初優勝を遂げました。

この優勝は、1977年「全米女子プロ選手権」で樋口久子プロが優勝して以来で、男子プロを含めてゴルフ界の長い歴史の中で日本勢二人目となる42年ぶりの海外メジャー制覇の快挙となりました。

渋野プロは岡山県出身の21歳。昨年の7月に二度目のプロテストで合格したばかりの全くの新人選手です。

そして今年5月に開催された国内メジャー「ワールドレディースサロンパスカップ」で早くもツアー初優勝。一気に「渋野日向子」の名を全国のゴルフファンに知らしめました。

20歳と178日での国内メジャーでの優勝は史上最年少記録を更新する優勝でした。

渋野プロは、先だっての11月24日の大王製紙レディースオープンで4勝目を飾ったわけですが、その一週間前の伊藤園レディースでは僅か1打足りずに大粒の悔し涙を流しての予選落ち。その翌週に優勝と今までのゴルフ界で例を見ない事をやってのけております。

そして渋野プロの逆転賞金女王が掛かった最終戦、今年度国内ツアー優勝経験者と賞金獲得ランキング上位30名しか出場資格がない宮崎カントリーでの「ツアー選手権リコーカップ」が開催され、私は二年振りに12月1日の最終日に行ってきました。例年でしたら上田桃子、鈴木愛、比嘉真美子などを中心に観戦するのですが、今年は渋子目当てで行ってきました。結果は2位タイで終わり残念ながら逆転賞金女王にはなれませんでした。

テレビ中継でご覧になった方も多いと思いますが、例年とはギャラリーの多さが比べ物になりませんでした。ギャラリー数もそうですが私が驚いたのは移動テレビカメラの多さです。優に10台は有ったかと思います。今まで松山英樹、石川遼、池田勇太などの人気プロのラウンドを何度も見てきましたがこれ程の台数は記憶に有りません。改めて渋子人気の凄さを感じました。そしてお気づきの方もいると思いますが、渋子はインタビュー等でギャラリーの事を「ギャラリーさん」と「必ずさん付け」して言っています。私は彼女の魅力の一つがそこにも有ると思います。

今年、大ブレークした渋野日向子プロ。意地の悪い先輩プロに虐められずに、来年はどんなプレーを見せてくれるか今から楽しみにしております。

以上で今日の会長の時間を終わります。