還暦

日付 令和元年10月10日
会長 佐藤 佳郁

現代の60歳は若々しく、お年寄り、のイメージはありませんが、人生50年の時代は、還暦まで無事に過ごせることは、たいへんおめでたいことでした。生まれた年の干支が60年で再び廻ってくる
のが還暦であり、数え年の61歳、満60歳で祝います。「本卦還(ほんけがえ)り」ともいいます。

赤い頭巾とちゃんちゃんこを贈るならわしがあるのも、暦が一廻りして生まれ変わる、つまり赤ちゃんに還ることに由来します。還暦は、よみがえりの歳としても重要視されていたのです。また、還暦を厄年とする地域もあるので魔除けの赤が使われました。

還暦のお祝いに抵抗のある人もいるようですが、定年退職の年齢でもあり、60歳から新しい仕事や趣味などを始める人も少なくありません。第二の人生のスタートとしてお祝いをするのもいいのではないでしょうか。ただ、本人が嫌がる場合はこの限りではありませんが、人生で一度きりのお祝いごと、何もしないのも寂しいのでは。お祝いを贈るなら、いつものお誕生日よりも少しよいものを選びます。魔除けの赤を意識して、女性なら赤いスカーフやアクセサリー、財布など、男性なら赤がアクセントになっているネクタイなども。