電気料金の改定について

例会日 2019/03/07
卓話者 九州電力(株) 近藤 芳史様

昨年末に加入を承認いただきました、新米会員の近藤でございます。

卓話のご依頼をいただきまして、何をテーマにしようと思案していたのですが、当社では先週火曜日、2月26日に電気料金の値下げを経済産業大臣に届け出し、プレス発表を行っております。最近値下げといえば携帯電話料金の事が話題に上り、またこの春は各方面で値上げが相次いでいます。そういった中で、ささやかではありますが値下げに踏み切ったことをPRさせていただこうと思います。限られた時間ではありますが、料金改定の概要と同時に発表しました新料金プランをご紹介させていただきます。

ご覧の挨拶文にありますとおり、2015年に川内、2018年に玄海の原子力発電所計4基が通常運転に復帰しました。稼働にあたり地域をはじめ社会の皆さまに多大なるご理解・ご協力を賜っていますことを、改めて深く感謝申し上げます。4基の原子力発電所が稼働したことによる今後の燃料費低減の効果と経営効率化の取組状況を踏まえ、2019年4月1日からお客さまの電気料金の値下げを実施することとしました。

現在、電気料金は特定小売料金、自由料金に区分されています。特定小売料金は私共従来からある電力会社、旧一般電気事業者と言いますが、ここに義務付けられている所謂規制を受ける認可料金です。一方の自由料金とは文字どおり事業者が自由に設定できる料金メニューとなります。今回、2019~2021年度の3か年の原価を算定した結果、特定小売料金は平均で▲1.09%値下げとなり、自由料金を含めた全体では平均で▲1.3%程度の値下げとなりました。

主な料金プランごとの見直し内容はご覧のとおりです。

ご承知かもしれませんが、電気料金はご使用量に応じて段階的に単価が上昇する、逓増料金制となっています。これは、ナショナル・ミニマムという考え方で、生活に不可欠な消費財である電気を、どのような経済状況の方でも最低限使えるようにと、オイルショックにより電気料金が上昇していた1974年に導入されたものです。

ご覧の表は国内電力各社の料金比較です。1か月の電気料金
をご使用量等同一条件で算定したものです。意外に思われるかもしれませんが、当社は全国で2番目に安い料金となっています。1位の北陸電力は水力発電のウェイトが高く低廉な料金を実現しています。電力各社は、震災以降、原子力の停止に伴う燃料費負担の増大により値上げを余儀なくされておりますが、当社はようやく原子力4基を通常運転に戻せたことで今回の値下げを実現したものです。引き続き安全確保を大前提として、安定運転に努め料金の低減を図って参ります。

最後に今回の改定に伴いご家庭向けの新料金プランも創設していますので、ご紹介させていただきます。「すくすく赤ちゃんプラン~こどもの日割引~」、「ようこそ九州へ!IJUターン応援プラン」という自由料金メニューです。

「すくすく赤ちゃんプラン」は、3歳未満のお子さまがいらっしゃるご家庭を対象に、「こどもの日」にちなみ、5月分の料金を最大3年間▲10%割引いたします。

また、「IJUターン応援プラン」は、九州外からIターン、Jターン、Uターンで移住してこられたご家庭を対象に、お申込みから1年間、毎月の料金を▲5%割引するものです。

九州の地元企業として、少子高齢化と人口減少という地域の課題解決に少しでもお役に立ち、九州を元気にしたいとの思いから本プランを創設しました。お客さまの生活の一助になればと考えています。

RC会員の皆さまのお知り合いにも該当する方がいらっしゃれば、是非お伝えいただければと思います。

電力も全面自由化という中、当社も様々な料金プランやサービスを提供しております。当社社屋は、今年の確定申告会場となり、連日賑わっておりますが、IHクッキングスタジオなどお気軽に入っていただける施設もありますので、是非お立ち寄りください。本日はありがとうございました。