元気のでるアート!~出会い・つながる~

日付 2018/05/17
卓話者 社会福祉法人みずほ厚生センター はきあい 吐合 紀子様

初回の展覧会は3名の作家でスタートしました。身体障がいの方、知的障がいの方、発達障がいの方とそれぞれ個性の全く違う作家さんたちが、平成29年の13回展では15名参加しています。初回から一貫しているのは「障がいのある方ならどなたでも参加できます」というのではなく、作品のクオリティーを選定基準にする、ということです。障がいがある、無しにかかわらず、どの人にも個性と能力があります。その人の得意な分野で活躍して欲しいという思いから、あえて出品をお断りする場面もありました。
回を重ねる毎にファンも増えていき、福祉関係以外の美術関係者、クリエイターなどから反響をいただけるようになりました。その中から作品を商業利用し事業化したいという動きも出てきました。

今後の展開について

国の方針が障がい者の自立支援のために障がい者アートに力を入れていく方向に向かっていますが、福祉現場でどのようにサポートし実現していくかが問われています。

「元気のでるアート!」の新たな取り組みは、外部
の専門家(クリエイター、美術関係者)にアドバイスを積極的に求めるために動き出しました。活動を通して出来たネットワークを活かし、具体的な経済活動としてアートを模索していきます。

それから、現在制作活動をしている方にも当てはまりますが、潜在的に能力を持った方に対する指導・サポートをする人材の確保・育成が急務です。福祉現場での余暇の時間に制作をしている方は多いのですが、指導・サポートする専門家がいることで目覚ましく作品が産み出されて行く現場を目の当たりにした経験から、ぜひとも進めていきたいことです。

展覧会のあり方も、現在「元気のでるアート!」のファンの皆さんの手を借りながら、ボランティアも積極的に募り、より効果的な広報活動ができるような形にしていきたいです。
今後も障がいのある方の作品づくりは、制作環境、作品の保管など、日々の生活の中で実現するには周囲の支えが無くては成り立たない、ということに変わりはありません。よりご理解を得られるように活動を続けていかなければと考えています。