朝ドラを1.5倍くらい楽しめる? 雑学

日付 2017/06/08
卓話者 NHK大分放送局 局長 高橋能樹様

NHK大分放送局の局長の高橋です。日ごろよりNHKの番組のご愛顧、受信料制度へのご理解をいただきありがとうございます。
私は大分市出身で高校まで過ごし去年4月に38年ぶりにふるさと大分に戻ってきました。NHKでは記者をして長く報道に携わってきました。NHKは、放送法に基づいて設立された公共放送で、そのNHKで一番の人気と言ってもいいのが朝ドラです。今放送中の「ひよっこ」は96作目です。高校を卒業して茨城から東京に集団就職したヒロインが高度経済成長時代をもがきながら成長する物語です。
朝ドラの歴史は昭和36年「娘とわたし」から始まり、人気を国民的にしたのが昭和41年からの6作目「おはなはん」。樫山文枝さん演じるヒロインが軍人の夫の亡き後もたくましく生きる一代記で、樫山さんの好演が支持され、ヒロインに新人女優が積極的に起用されるようになりました。昭和43年の「あしたこそ」は初のカラー作品で、15作目の大竹しのぶさんがヒロインの「水色の時」から1年間の放送期間が、基本的には前期、後期
の半年ごとになりました。
お化け番組と称されたのが昭和58年の31作目の「おしん」、平均視聴率が52.6%、朝ドラの中で最高です。
ヒロインたちは時代に応じて変化しています。けなげにもしっかりと生きる女性から昭和50年代には「雲のじゅうたん」の女性飛行士のほか漫画家、カメラマンなど夢に向かって生きる自立した女性が描かれました。
平成になってからは女性の生き方の多様化がさらに進んだことを受け、相撲部屋の女将や弁護士なども登場しました。忘れてならないのは湯布院など大分が主な舞台になった「風のハルカ」、平成17年後期の放送で視聴率は平均17.5%でした。平成22年前期の「ゲゲゲの女房」からは放送開始時間が15分早まり午前8時になり、できるだけ多くの方に見ていただけるよう努力していますので、ぜひ見ていただいて楽しんでいただければと思います。
最後に、NHK大分放送局は防災減災に取り組みいざという時に信頼される拠点としての力を高めていくこと、大分の魅力や課題に向き合い情報を地域にとどまらず全国、世界に発信していくこと、みなさんに親しまれる放送局になることを目標に掲げています。私自身生まれ育ったふるさと大分をしっかり見つめ貢献したいと思っていますので今後ともよろしくお願いします。