パトロールカー

日付 平成28年6月16日
会長 小嶋 一範

日本の警察におけるパトロールカーは、緊急自動車指定を受けた警察の車両であり、通常パトカーと略されています。このパトカーが初めて登場したのは、1950年のことでありました。当初は白一色で、その頃の乗用車は白い車が多かったためよけいに目立ちませんでした。当時の警察官僚は、やはりパトカーはひと目でパトカーと分かった方が良いと言う事で、アメリカのパトカーを参考にしながら、現在のカラーリングになったそうです。しかし、アメリカのパトカーは、白黒が基調でも「上が白、下が黒」という配色ではありません。一方、日本では、上が白で下が黒と決めた理由は、当時の日本には未舗装道路が多く、泥ハネで車体が汚れる事が多かったため、その汚れを目立たなくするために、車体の下の部分を黒く塗るというカラーリング案に落ち着いたと言う事です。

ちなみに、パトカーの車種は基本的に国産車でありますが、かつて貿易黒字を少しでも緩和させるために、ベンツやBMWのパトカーが導入されたことがありました。さすがにベンツに白黒のツートンカラーは似合わないと判断したのか、覆面パトカーとして配備されることになりました。ところが、「覆面パトカーにしては目立ちすぎる」とか「ベンツに追跡されると、暴力団に追われているようで怖い」と言うやっかみ半分の不評を買うようになり、その後の新たな配備はなく、現在は全国で10台未満になっているそうです。

※メルセデス・ベンツ
・ 警視庁・大阪府警察・福岡県警察・神奈川県警察・兵庫県警察・茨城県警察

※BMW
・警視庁・千葉県警察