四国八十八か所歩き遍路の勧め

日付 2016/02/04
卓話者 大分市ウオーキング協会会長 昇 健氏

大分市ウオーキング協会は今年4月で創立15周年を迎えます。東京に本部がある「一般社団法人 日本ウオーキング協会」の地方組織として発足した「NPO法人 大分県ウオーキング協会」の県内9支部の内の一つが大分市ウオーキング協会です。県内に約550名の会員がいて、その内大分市ウオーキング協会の会員は半数を占める約250名となっています。 毎月場所を変えてウオーキングの例会を開催し、毎回10km程の距離を約120名の皆さんと共に楽しく歩いています。近年「健康寿命延伸!」が行政を中心に叫ばれていて、健康志向の団塊世代の方の参加が目立っているようです。
そんな通常の「ウオーキングで健康増進を!」……といったお話では新鮮味がありませんので、ウオーキングに関連する「四国八十八か所歩き遍路の勧め」という内容でお話をさせて頂こうと思います。
一昨年は「四国霊場開創千二百年」、今年は申年の閏年という事で「逆打ち遍路」ツアーが旅行社のチラシで賑わっていますが、「遍路」という言葉をお聞きになり興味を持たれた事が皆さん一度はあると思います。一般にはバスや車などの乗り物を利用して霊場を巡る場合が多いのですが、全行程を歩いて巡る「歩き遍路」の方も少なからずいる様です。この私もその中の一人で、計3回歩き遍路行をさせて頂きました。
車で巡るルートと歩くルートではかなりの部分で異なり全行程約1,400kmを歩くと言われています。その人の体力にもよりますが、約40日を要し一日平均約35kmを8kg位のリュックを背負って歩くことになります。
何故そんな辛い思いをして多くの金と日数をかけてまで歩くのか?とよく質問されます。
その答えはなかなか難しく表現しにくいのですが、通過関門として札所間の道中の修行、古くから伝わる遍路道を辿って四国の遍路文化を体得する……この事に尽きると思います。四国の遍路文化とは、お接待文化だと私は考えています。
毎日黙々と歩いている中で、全てのものに感謝の心を持って接し、それによって心の充実感を体得する。自分の心の中に真の喜びを得て感動する。これがお接待文化であり、それから得られる功徳に駆られて歩き遍路に出るのではないでしょうか。
ロータリークラブの標語として掲げられている「超我の奉仕」「最も良く奉仕する者は、最も良く報いられる」の心は、「歩き遍路」で体得できるものと全く同じ内容のように思います。「歩き遍路」の第一歩を踏み出すのはなかなか勇気が要りますが、是非一度体験されてみてはいかがでしょうか。