砂時計

日付 平成27年12月18日
会長 小嶋 一範

現在、砂時計はキッチンやサウナなどでよく使われていますが、そもそも世界で最初に砂時計が使用されたのは、教会の中でのことでした。

8世紀のフランスで、リウトブランドという神父が、必要に迫られて発明したものだと云われています。当時も今も、神父は信者の前で説教を行うとの事ですが、現在ならば時計を見ながら時間を調整できますが、8世紀のフランスには機械式の時計がありませんでした。当時は2時間から4時間の説教が行われており、ダラダラと長時間話す神父は敬遠されがちだったそうです。2時間(現代の感覚では2時間でも長すぎる)でピタッとまとめられる神父が、当時の信者の人気を集めていました。そうはいっても、時計も見ないで、ピッタリ2時間で話をまとめるのは、誰にでも出来るわけではありません。逆に時間を気にしすぎると、話の中身がおろそかになってしまいます。

そこでリウトブランド神父は、ガラスの中に砂を入れ、2時間で砂が落ちる時計を発明し、これを説教壇に置くことにしました。これ以来、砂の落ち方を見ながら話すスタイルが出来上がったそうです。

因みに砂時計が広く使われるようになったのは、13世紀になってからのようです。特に重宝されたのは、航海中の船上でした。それまでの航海は、水時計が使用されていましたが、冬になると水が凍ってしまうという欠点があり、一方砂時計は、温度変化や揺れに強いところから、海の上では欠かせない航海用道具の一つとされています。

最近の砂時計は、実用的な用途もありますが、インテリアの一部としての使われ方や、時間よりも砂の落ち方をゆっくり眺める癒し的な道具として使用されたりしています。

本日はクリスマス家族例会。3年ぶりの「うみたまご」での開催です。砂時計のようなゆっくりと過ごす時間と、また幻想的な夜の水族館を楽しんで下さい。