第2720地区米山学友会の発足-世帯と国境を越えた交流の場-

日付 2015/12/10
卓話者 大分大学経済学研究科/梁 佳

このたび、ロータリー米山記念奨学会第2720地区学友会の会計としてお招きいただきまして、誠にありがとうございます。久々に世話クラブの皆様にお会いできて、あらためて自己紹介及び「米山学友会の発足」について卓話するチャンスをいただきまして、とても光栄に思います。

青島生まれの私は、青島大学の日本語学部を卒業してから、下関市立大学大学院の推薦入試のチャンスに恵まれまして、何も考えずに日本への留学の旅を始めました。親元から離れた私にとっては、留学生活こそ本当の意味での巣立ちの始まりでした。

最初は生活習慣の違いや精神的な孤独に苦しみながら、生活と学業の両立に追われる日々でした。留学前の自信が吹き飛び、落ち込むこともありました。しかし、先生方やたくさんの友達の「支えあい」のおかげで、いつの間にか立ち直って大分大学経済学研究科の博士後期課程に進学し、引き続き中国の都市部における高齢者福祉に関する研究に取り込むことを決心しました。

人生はとても不思議なものです。本気で何かしようとするときこそ恵みが訪れます。大分県私費留学生奨学金を受領し、「しめ縄作り」(佐伯市)などの地域交流活動に参加しているうちに「交流」の大切さに気付き、それがさらにロータリー米山奨学金へと導いてくれたと思います。「交流」の「輪」を広げるほど、充実した人生にお花がきれいに咲いてくれます。

また、米山奨学金を受領したおかげで、研究以外の時間を日本大学生協全国留学生委員会の活動の運営参加などに使うことができました。たくさんの「出会い」・「理解」・「成長」の中で、最初の大分県内イベントの参加者から一歩ずつちょっとしたお手伝いへ、そしてプロジェクトを提案・話し合って多くの留学生の一助になるものに変わりつつあります。いつか私も仲間と一緒に多くの夢ある方を支えることに微力をささげたいと思います。

2015年9月、「第2720地区米山学友会を作りますけど、一緒に何かしませんか」と学友会設立準備委員会の全紅女会長に声をかけられました。

米山奨学生を卒業後、何人かの友達と連絡したり、年賀状を出したりすることはありますが、世話クラブと元カウンセラーの方とのお付き合いをどうすればよろしいか、皆さま忙しいのでは、と時々思います。学友会準備委員会の会議に参加したおかげでロータリアンの方の私たちと連絡したい気持ちが驚くほど心に響きました。今の私ではまだ皆様のご期待に応える成果を出しておりませんが、今後は少しずつでも近況報告をしていきたいと思います。

九州学友会はいろいろ活躍されているそうですが、優秀な奨学生が多すぎて、また大分からの活動参加は現実的に難しいところが多いです。大分県・熊本県の熱い信念を持つロータリアンと学友・奨学生がいるならば、力合わせてあちこちに散らばっている皆様を一同一丸にできるならば、きっと「学友会」という良い交流の場ができると信じております。

学友会とは、学友(奨学期間を終了した元米山奨学生)と現役奨学生によって組織されている会です。学友と現役米山奨学生との交流だけではなく、ロータリアンの方との交流・親睦にも大きな役割を果たしております。今現在連絡が取れる人数はまだ少ないですが、徐々に多くの学友をロータリーの「輪」に加えていき、将来的に「世帯と国境を越えた交流の場」を目指して頑張りたいと思います。

2016年2月7日(日曜日)、熊本県のニュースカイホテルにて学友会設立総会が行われる予定です。後日また詳しくご案内いたしますが、多くのロータリアンの方のご参加を心よりお待ちしております。

本日は貴重な時間をいただきまして、誠にありがとうございました。