保安警備

日付 平成27年11月19日
会長 小嶋 一範

昭和40年代に入り、製造者から直接消費者へ商品が販売される流通機構の変革と製造効率の向上によるコスト削減等によって、現在のスーパーマーケットに代表される量販店が誕生し、全国規模で急速に伸展してきました。近年では、郊外型の店舗は集客率をアップさせるために、大型化がさらに進むとともに、パワー店舗といわれる複合店舗化が図られ、集客力を一層高めています。
このような不特定多数の人々が出入りする大型複合施設内の店舗や、デパート、スーパー等において多種多様化して発生する万引き、置引き等の盗難をはじめ、商品への毒物や異物の混入や器物の損壊等に至る店舗内犯罪の不法行為を警戒し、防止することによって店舗内の秩序を保ち、安全で健全な環境を確保することを目的とした警備です。
保安警備員が巡回して監視する警備業務には、制服で行う場合と私服にて行う場合とがあります。制服で行う警備業務は、警戒中の姿を見せて違法行為を企図する者を威嚇する予防に主眼を置いた巡回であるのに対して、私服で行う警備業務は、挙動不審者を発見し尾行しながら監視して、万引き等の違法行為を行ったときは、現行犯人として逮捕するか、あるいは施設管理権に基づき、管理権の範囲内で排除し、違法行為の実施を抑制させることに主眼を置いた巡回です。
保安警備員を配置したからと言っても店舗内犯罪は減るわけではありません。店舗自体の防犯意識を向上させることによって抑止効果が発揮できます。つまり、犯罪の発生しにくい環境を創り、陳列方法や店員教育を実施し商品管理を行うことが必要だと言われています。