モンゴル国ウブス県青少年たちへのスポーツ用品支援報告

日付 平成27年10月1日
会長 小嶋 一範

9月11日から16日までの6日間、モンゴル国ウブス県青少年たちへのスポーツ用品支援事業・初年度取り組みの為、川原団長を筆頭に菅特別委員会委員長・持留副委員長と4名で、モンゴル国ウブス県オラーンゴム市を訪れました。
大分空港から成田空港経由でウランバートル空港。更にオラーンゴム空港まで飛行機を乗り継いで9時間30分をかけてウブス県に入りました。
砂漠風の草原の中に、ポツリと佇む空港に舞い降りた我々に、ガンツォージ市議とウブス県サッカー協会役員10数名が出迎えてくれました。その後オラーンゴム市内のホテルで交流会を実施し、モンゴル衣装を着用させて頂いたり、日本人には馴染みのない男同士でのハグの嵐で、国という壁が一切なくなった事は言うまでもありません。
翌日は、早朝から大分東ロータリークラブ杯を実施しました。ウブス県内の高校7校中、6校の16 ~ 18歳の約100名がグラウンド内で練習していました。会場はフェンスに囲まれた人工芝のグラウンドで、「凄い」の第一声でしたが、実際にグラウンドに上がってみますと、コンクリートの上に直接人工芝を乗せた固いピッチで、全体のラインはむき出しのコンクリートという違う意味での「凄い」という環境の中、子供たちは、比較的裕福な地域の1~2チームはユニホームらしき服でしたが、大半はTシャツやバラバラのユニホーム。パンツ、ソックスも寄せ集め、シューズは普段履いている靴を使用して、当然ゴールキーパーも手袋やプロテクターもなく、各高校にはサッカーボール1個しか支給されていない状態でした。
支援物資贈呈式・開会式にウブス県スポーツ振興局・オラーンゴム市長・市議が出席され地元テレビ局も取材に来ていました。そして6チームによる総当たり戦(15試合)が始まりましたが、全員が闘志を燃やすプレーで、中には巧みなドリブルやオーバーヘッドキックなど、予想以上に身体能力が高い子供が多かったのには驚かされました。
現地時間17時前に全ての試合が終了し、表彰式にて優勝旗・記念品・参加賞等を贈呈しましたが、初めて目にした優勝旗を持つ子供たちは、満面の笑みで代わるがわる優勝旗を掲げていました。また各チームに贈呈したサッカーボールを試合後、暗くなるまで追い続ける子供たちの姿を見て、今回の事業の奥深さを実感しました。
後日、ウブス県庁で事業報告を行った際、副知事及び県スポーツ振興局長より、感謝の言葉と、功労者に授与される勲章を全員の胸に付けて頂きました。更に我々の為に食事会も開催して頂き、ウブス県と大分東ロータリークラブの親睦が深まり、継続事業への道も開けた会となりました。
航空会社の遅れで、オラーンゴム空港から3時間半、ウランバートル空港に着いたのは18時を過ぎていました。ウランバートルロータリークラブとの交流例会が、当初19時開始の予定を19時30分に変更して頂き、メルゲン会長・江口日豪友好委員長には大変ご迷惑をおかけしながら、車に荷物を載せたまま19時過ぎに例会場となるベストウエスタンホテルに到着しました。
ウランバートルロータリークラブはモンゴル国初となるロータリークラブで創立20年を迎えたクラブで、子クラブも13あり、全てウランバートル市内にあるそうです。会員はモンゴル人だけではなく、米国・英国・フランス・オランダ・イスラエルの会員で構成されており、例会自体英語でのプログラムでした。
モンゴル国歌斉唱後、メルゲン会長挨拶、大分県出身の清水モンゴル特命全権大使挨拶、江口委員長より大分東ロータリークラブの事業紹介があり、私が代表して事業報告・お礼をモンゴル語を交えて発表を行い、ウランバートルの人でさえ滅多に行かないウブス県で青少年育成事業を成功させた我々に対して、全員から賞賛され、清水大使からも労いの言葉を頂きました。更にウランバートルロータリークラブから感謝の盾を頂き、大変有意義な交流例会だったと思います。今回のモンゴル国ウブス県青少年たちへのスポーツ用品支援事業は、菅特別委員会委員長の立案で、昨年末より推進してきた事業ですが、当初はモンゴル国自体の状況が掴めず、金銭的な支援でしかなかった事業が、実際に足を運び、事業を実施し、更に現地の人達と対話し、交流を深めることにより、押しつけの支援活動の無意味さが理解できました。
継続事業として数か年に及ぶ事業ですが、本当に必要とする物、そして何よりも我々大分東ロータリーメンバーが一人でも多く現地に赴き、子供達と接することが一番のプレゼントになるのではないかと言う結論に達しました。今回の事業を支えて頂きました皆様に感謝を申し上げます。bayarl,laa。