ラグビーを通して得たもの

日付 2015/09/10
卓話者 日本文理大学ラグビー部監督 永野裕士氏

得たもの
:人【 恩師、友人、仲間、学生達(日本文理大学ラグビー部卒業生、在校生)他】
:機会【 選手として(高校、大学、社会人、NZ)、指導としてラグビーに関わる機会】
学んだこと:感謝、我慢、挑戦

1.主な経歴
競技者として:熊本工業高校→日本大学→マツダ株式会社→Shirley R.F.C(NZ)
指導者として:Shirley R.F.C(NZ) → マツダ/JAL→日本文理大学
資格:NZ Principle Rugby CoachingCourse, NZ Fitness TrainerLevel1

2.高校時代(ラグビーとの出会い)
中学時代は不良行為を繰り返す毎日。学業成績も悪く高校への進学も厳しい状況。
高校受験時に第1希望の私立高校受験に失敗し、一念発起 平均睡眠3時間で猛勉強を開始。当時、中学校の先生方からは無謀な挑戦と言われた熊本工業高校に合格。
高校入学と同時に更生を誓いバレーボール部に入部も、遊びたい一心で退部を決意も退部は許されず。そこで、雨天時は練習がないとクラスメイトのラグビー部員の言葉にラグビー部へ転部。実状は、雨天時は校内でハードな筋力トレーニングが行われていた。しかしながら、その結果人生の恩師に出会う事ができ、ラグビーの魅力にも引き込まれ、花園出場、高校日本代表合宿、高校東西対抗戦へ出場機会を得る。

3.ニュージーランド留学(指導者を目指して)
高校卒業後、日本大学、マツダ株式会社にてラグビー部に所属。レベルの高いラグビーを経験することで、よりラグビーへの興味、探究心をもつようになり、2001年に会社を退職しニュージーランドへ渡りコーチングの勉強を開始。渡航当時は英語が話せず自分の無力さを痛感するも、ラグビークラブに所属する事で、クラブ関係者やチームメイトの温かい助けもあり、選手として2シーズン、コーチの勉強を1シーズン経験。また、クラブの推薦で、NZラグビー協会コーチングコースに参加させて頂き、コーチングライセンスを取得。ニュージーランドの文化に根差したコミュニティクラブの在り方や、ラグビーの本当の楽しみ方、ティーチングとコーチングの違いなどを学ぶ。その後、2004年に帰国し、マツダラグビー部、JALラグビー部で1シーズンコーチを行う。

4.日本文理大学
ご縁があり、2005年より日本文理大学ラグビー部監督に就任。就任当初は、部員数も少なく、小石が散乱するグラウンド状況など、すぐに強化ができる状況ではない事に落胆するも、人生をラグビーに救ってもらった自分だからこそできる事があるのではないかと考え、部員勧誘や環境整備など少しずつ大学の理解を得ながら地道に取り組み、3年で3部リーグから1部リーグへ昇格。
しかし、戦績は順調に伸びるも、授業への欠席や留年、生活の乱れなど、人間としての成長が停滞していると感じ、大学理念に基づきラグビーを通じた人間力の育成に着手。地域や社会に貢献でき、かつ強いチーム作りを目指し再始動。毎朝の清掃活動、ボランティア、ジュニア育成活動等の地域貢献活動に取り組む一方で、リーダーの育成、授業への出席率向上や就職活動に向けた勉強会などの取り組みを開始。社会に貢献できる人材を育成する事が、良い選手、強いチームを作る近道であると信じ、心技体を磨き、更に知力を兼ね備えたチーム作りに挑戦中。