ロータリーの理念と実践2

日付 平成27年8月6日
会長 小嶋 一範

ロータリー入門書第二弾でございます。

1971年に桐生RCの前原会員が第360地区大会に於いてRI会長代理としての講演をされました。その中で「善意というものがなければロータリーはただの社交クラブである」と語られました。

そもそもロータリー活動の基本は例会出席にあると言われています。例会はまず親睦を深める事を目的とし、そこから奉仕の理想を高揚する事をねらっているからだそうです。つまりロータリーの例会は、その職業業務の忙しさにかまけ緊張の連続のために善意を発散できない実業家、専門家の埋もれたその善意を発掘して高揚し、湧きあがった善意に奉仕という方向付けをなし、これを実践に移す勇気を与えるのを目的とした会合であり、もし善意というものを抜きにした場合、全くロータリーとしての特色を失ってしまうことになるからだそうです。

ある会員が宿に泊まり按摩さんを呼んだそうです。その時ロータリークラブの事を尋ねたところ「よく存じ上げております。この白い杖も頂きました。ただ白い杖は方々から頂いてもう5本もたまりました。杖を下さるのもいいが、交差点で手を引いて渡してくれた子供さんの方がずっとありがたかった。」と答えたそうです。物資不足の時代には金品を贈る事だけでも十分喜んで頂いたのに、今の時代には、もはや財布だけの奉仕は一向にありがたられず、むしろ一種の侮辱として反感さえ買うことがあり、問題は財布の中に善意がどのくらい入っているかにあります。というエピソードを紹介していました。

私自身もロータリーは団体として奉仕する寄附団体だと思っていました。これは大きな誤りでした。奉仕をする団体ではなく、奉仕を志しそれを実践しようとする人々の集まりでなくてはなりません。本年度は久しぶりに事業を実施致します。参加することが奉仕活動の一歩となります。様々な方向から知恵を出し合い善意をもって実践することで、ロータリー精神の真髄に近づけると思います。まず「あなたから…」ご協力をお願い致します。