火山噴火の現状と大分の火山状況

日付 2015/07/23
卓話者 大分地方気象台火山防災官足立幸夫氏

本日の内容
●火山発生のしくみ●大分県の活火山●噴火警報

〔日本の火山の分布〕
・概ね過去1万年以内に噴火した火山・現在活発な噴気活動のある火山

〔活火山の数〕
日本:110 九州:17

〇鶴見岳・伽藍岳
別府市の背後、東西にのびる別府地溝内に、南北5kmにわたり溶岩ドーム群が連なり、鶴見岳はその最南端。

〇由布岳
由布岳は、鶴見岳の西側、由布-鶴見地溝内に位置する。火山体は、主火山体、数個の溶岩ドーム及び山頂溶岩からなる。

〇九重山
九重山は東西15km、南北約5kmにわたって分布する20以上の溶岩ドーム群と小さな成層火山が集合する火山群。火山の多くは溶岩ドームで、一部は成層火山。山体の周囲を主に火砕流からなる緩傾斜の裾野がとりまく。

〔大分県内の火山の活動評価〕
県内の3火山に噴火予報発表中、火山活動に特段の変化はなく、静穏に経過しており、噴火の兆候は認められません。

〔火山防災の心得〕
・気象庁が発表する噴火予報及び噴火警報に注意しましょう
・地元市町村の指示があった場合にはそれに従いましょう
・噴火の恐れがある場合、危険な地域では事前の避難が大切です
・ハザードマップ(火山防災マップ)を見て、噴火警戒レベルに対応する危険な場所を確認しておきましょう
・異常と思われる現象を発見したら、直ぐに地元市町村、警察、気象台などに連絡しましょう

最後に
・鶴見岳・伽藍岳、由布岳、九重山は活火山です。
⇒現在の火山活動は静穏な状態で、すぐに噴火の起こるような兆候はありませんが、将来的には噴火する可能性があります。
・火山の噴火や地震、台風などの発生は防げません。
⇒事前に準備しておくことで災害を防止・軽減することができます。
・事前の備えとは(居安思危思則有備有備無患)
⇒防災マップで危険な場所、避難場所等の確認、避難訓練実施など。
⇒登山するときなどは、気象庁ホームページなどで、最新の情報を確認して下さい。