ロータリーの理念と実践

日付 平成27年7月16日
会長 小嶋 一範

大分東ロータリークラブ会長に就任するにあたり、「ロータリー」を思い浮かべますと、入会12年目という長い期間でありながら、いざ人に説明しようとしても奉仕活動団体だとか異業種交流などしか言えない自分に気が付きました。今年に入り、やっとエンジンに火が点き暇を見つけては「ロータリー入門書」を読むようになりロータリーの奥深さに驚かされています。そこで会長の時間を使わせて頂きながら、勉強の成果を数回に渡り披露して行きたいと思います。

第一弾としまして、ロータリーの歴史的発展過程をお話ししたいと思います。
アメリカ・シカゴのポール・ハリスという弁護士が、それまであった学校同窓会等のクラブ、人種毎のクラブ、同業者のクラブなど様々な事情でクラブ会員間に等差がついて必ずしも楽しくないという理由から、1905年に一業種一名という線で会員を集めれば、クラブ会員が全く平等の立場で親睦を図れるクラブとしてロータリークラブが発足します。

「ロータリー」の名前の所以は、庶民の集まりであるからなるべく気軽なものにするために、独自の会館や専用施設を持たずにホテル・事業場と会場を変えて行きました。この引っ越しをしてあるく、回ってあるくというところから、「ロータリー」と名付けました。しかも初めは奉仕を旗印とした訳ではなかったので、ロータリーマークも引っ越しを表現する「馬車の車輪」だったそうです。

その後、クラブ会員同士の親睦は図れたものの取引やサービスの提供の場になり商業道徳が退廃しつつあるロータリークラブに、アーサー・F・シェルドンが、相手の身になって励むことを主眼に「最もよく奉仕する者、最も多く報いられる」という標語を掲げ、更に同時期にフランク・コリンズが「超我の奉仕」を唱え、この二つが公式標語となりロータリークラブは奉仕団体としての性格を明らかにしました。この結果、ロータリアンの職場は活気を取り戻し、着々と成功者も出てきました。この職業奉仕の成果によって、ロータリアンは大きな信念を持つことが出来るようになり、この時、今までの車輪のマークから相互扶助のギアのマークに変更したそうです。

100年以上の歴史を刻むロータリーは、初めに親睦・友愛があり、ここから職業奉仕が生まれ、社会奉仕に成長し、それが広がって国際奉仕になったものであり、これを貫く思想を「奉仕の理想」と呼ぶようになりました。ロータリークラブは親睦の中から奉仕の理想を生み出す集団でありますので、本年度はまず参加する事、そして親睦・友愛を実践する事を念頭においてロータリー活動を楽しみたいと思います。